JR札幌駅周辺です。【札幌市】
JR札幌駅周辺です。【北海道TAXIトラベル(株)】
札幌の表玄関、札幌駅
明治13年、札幌と小樽の手宮間に鉄道が開通されたのと同時に開業、以来、北海道の交通の要となっています。
なお、札幌~小樽手宮間の鉄道は、東京新橋~横浜、大阪~神戸に次ぐ日本で3番目のものです。昭和63年に高架となってからは、札幌駅周辺の再開発がすすめられ、マチのイメージアップに一役かっております。
この札幌駅を背にして、南の大通りへつづく駅前通りは、最近、国際通りと名付けられて、都心の顔にふさわしい、景観整備が行われました。
札幌駅周辺
JR「札幌駅」南口周辺は、一大複合商業地域を形成しています。
JR各線や地下鉄、バス、タクシーの要所であることから利便性もよく、大丸札幌店をはじめJRタワーの「札幌ステラプレイス」「アピア」「パセオ」「エスタ」の各ショッピングゾーンが連絡され、大通地区に並ぶショッピングゾーンとなっています。
JRタワー最上階にある「展望室T38(タワー・スリーエイト)」からは市内を一望でき、エスタにある「札幌ら~めん共和国」は道内を中心とした人気店のラーメンを食べ比べできることから観光客も多く訪れます。
また、家電量販店が集積し、札幌市民はもちろんのこと海外観光客も日本の優れた家電製品を買い求める人気のスポットになっています。
2011年(平成23年)にはJR札幌駅と大通地区が札幌駅前通地下歩行空間でつながりました。
この地下歩行空間の工事とともに駅前通周辺ではビルの建て替えやリフォームが進んでおり、大通地区との回遊性の向上と都心の活性化が期待されています。
一方の「札幌駅」北口周辺は、北海道大学も至近で、札幌第一合同庁舎や札幌エルプラザなどのオフィスビルや予備校・学習塾、学生用マンションが立ち並んでいます。
札幌市 市政
【1】概要
市のしくみは、意思決定機関(議決機関)である議会と執行機関に分けられ、2つの機関が互いにけん制しあいながら、均衡のとれた円滑な行政運営を確保しようとしています。
国が議院内閣制を採り、内閣総理大臣を指名する国会が国権の最高機関であるのとは異なり、議員と市長がともに市民の直接選挙で選ばれ、市民に対して直接責任を負う二元代表制を採っているため、議決機関と執行機関の両者が対等の立場に立っています。
【2】議決機関
市議会
議会は市民の代表として選挙された議員によって構成され、議会の決議も多数決の原則に基づいていることから、間接的にではありますが、主権者たる市民の意思が決定されることになります。
市民の直接の行政参加としては、議会の解散、市長の解職、条例の制定・改廃などの直接請求の制度も定められています。
議員の定数は条例により、1999年(平成11年)の一般選挙から68人で、任期は4年です。
議会の権限には、議決権、選挙権、事務の検査権・監査請求権・調査権、意見提出権などがあります。
議会の会議には定例会と臨時会があり、定例会は条例で年4回開会し、臨時会は必要のつど府議事件を特定して開会することにしており、いずれも市長が招集することになっています。
また、会期はそのつど議会で定め、会議の定足数は議員定数の半数以上で、表決は原則として出席議員の過半数で決し、可否同数の場合は議長が決することになっています。
【3】執行機関
市長
市長は、市民によって直接選挙される市政全般の最高責任者であって、任期は4年です。
市の行政を統轄し、外部に対しては市を代表する地位にあります。
市長の補助機関
市長の補助機関として、助役、収入役が置かれ、その下に事務職員、技術職員などが配備されています。
助役、収入役は市長が議会の同意を得て選任し、任期は4年です。
なお、助役の役割および職務内容を市民に分かりやすくすることを目的として、2004年(平成16年)4月1日から助役の呼称を副市長としています。
行政委員会
行政委員会は、地方公共団体の長から独立した執行機関を置くことによって、権限の分散と政治的中立性を確保し、公正な行政運営を図るため、地方自治法によりその設置が義務付けられています。
札幌市には、教育委員会、選挙管理委員会、固定資産評価審査委員会の6行政委員会を設けられています。
区役所
札幌市は、1972年(昭和47年)に政令指定都市に移行したことに伴い、区制を施行しました。
当初は、中央区、北区、東区、白石区、豊平区、南区、西区の7区制でスタートしました。
その後、1989年(平成1年)に白石区と西区を分区して、厚別区と手稲区を新設、さらに1997年(平成9年)に豊平区を分区して清田区を新設しました。
現在は10区制となっています。
区長は、市長の事務を補助執行するほか、法令により委任された事務を自らの権限と責任において執行しています。
また、市民の利便性向上のため、篠路(北区)と定山渓(南区)の出張所を含め、市内87ヵ所に「まちづくりセンター」を設置しており、戸籍や住民票の取り次ぎ、街づくり活動の支援などを行っています。
【4】市域
札幌は、その創建以来、周辺市町村との合併を繰り返し、面積を拡大してきました。
2010年(平成22年)11月1日現在の札幌市の総面積は1121.12平方kmで、東西が42.30㎞、南北が45.40㎞となっています。
隣接する市町村は、後志管内の小樽市、赤井川村、京極町、喜茂別町や胆振管内の伊達市、石狩管内の恵庭市、北広島市、石狩市、江別市、当別町の合計7市3町1村です。
札幌の味覚
北の都札幌を一層魅力的にしている、札幌の味覚のご紹介です。
ビール
まず何と言っても、ビールです。
北海道はビールの原料の大麦や、香りとホロ苦さを加えるホップの栽培にも適していますが、
札幌のビールはうまし、
乾きたる空気もうまし
日のたそがれもよし
の言葉どおり、札幌の気候と風土、すなわち、カラッとした空気、清く澄んだ大気に、ビールの旨さを引きたてる秘密があるのではないでしょうか。
世界的なビールの生産地、ドイツのミュンヘン、アメリカのミルウォーキー、そしてサッポロが、そろって北緯43度付近にあるのも、偶然ではなさそうです。
ところで、ビールのおいしい飲み方は、夏は7度~8度、冬なら9度~10度ぐらいに冷やしたビールを、泡立てながらグラスにそそぎます。
この泡がビールの味にはもっとも大切で、グラスの2割~3割が泡になるようにそそぐのがコツといわれております。
また、グラスに脂肪分などがついていますと、泡はたちまち消えてしまいますので、グラスをきれいに洗うことが何より肝心です。
そして、グラスの下を持ち、上唇で泡を押さえてグーッと飲み干すのが一番・・・・ということです。
どうぞ、おためし下さい。
ジンギスカン鍋
ビールといえば、つぎに思い浮かぶのは、ジンギスカン鍋です。
お花見・運動会・海水浴など、野外で人が集まると、ジンギスカン鍋をかこむというのが、北海道式なのです。
羊の肉とモヤシ・タマネギ・ジャガイモ・アスパラなど、いろいろな野菜をカブトを型どった鉄鍋で焼き、特製のタレを付けていただくのが一般的です。
(ところによっては肉をタレに漬けおき、それを焼いていただくものもあります。)
もともとは、中国のカオヤンローというお料理からヒントを得たもので、これが戦前、満州にあった農事試験場で、ジンギスカンと名を変えて、(名付親、駒井徳三氏)昭和の始めころ北海道に入ってきたといわれています。
成吉思汗とは、蒙古帝国の創設者、テムジンのことですが、この大陸の英雄と北海道をむすびつけるものといいますと、各地に残されている源義経イコール成吉思汗・・・・の伝説です。
義経が北海道各地をまわり、ついに大陸に渡ってジンギスカンになったという雄大な伝説もあるようですが、成吉思汗率いる騎馬軍団が駆け回った蒙古草原を、もし日本に求めるならば、その舞台は北海道がピッタリです。
青空の下、ジンギスカン鍋をかこみ、飲んで・食べて、そして語り合う。
北の大地ならではの楽しみの1つです。
他の味覚
次に北海道の味覚として上げられるのは、アイスクリームですが、北海道のアイスクリームが美味しく感じられるのは、原料になる牛乳の乳脂肪分が、本州の牛乳にくらべて、多いからなのです。
このほか、秋の味覚の代表トウモロコシは、北海道ではトウキビと呼ばれて、庶民の味として親しまれています。
しんとして はば広きマチの 秋の夜の
玉蜀黍の 焼くるにおひよ
の歌を刻んだ、石川啄木の銅像が立っている大通公園には、トウキビ売りの屋台がでて人気を呼んでいます。
朝もぎを焼いたり、ゆでたりしてほうばるトウモロコシは、甘味があってそぼくな味で、北国のほのかな旅情ともいうべき味です。
また、コッテリと脂のきいたスープでいただくラーメンは、郷土料理の代表として忘れることができません。
このほか、代表的なものとしては、毛ガニ、柳の葉の魚と書くシシャモ、サザエに似たツブ貝の貝ガラ焼き、名産のサケと野菜をお味噌で味つけをした石狩鍋、塩味の三平汁など、いずれも新鮮な素材を生かした、郷土色豊かなものばかりです。
最後にもう一つ、塩ゆでしたジャガイモに、バターをタップリ溶かしていただくあの味も、北海道を訪れる方には欠かせない味覚です。どうぞ、札幌で、美味しい幸せを、いっぱいに味わってお帰り下さい。