
[池田町観光タクシー]札幌小樽観光タクシーの[池田町・町営ワイン工場(ワイン城)観光案内]
池田町、「十勝ワイン」の故郷、明治37年もと鳥取藩主だった、池田侯爵の農場の中に駅ができ、その駅を中心として、発展をしてまいりました。
ビート、小豆などの畑作や、酪農がさかんで、十勝地方ではめずらしく稲作も行われています。
それにしても、池田町を全国的に有名にしたのはワインでした。
昭和39年から、自治体としてはめずらしく、ワインの醸造販売を行って、成功させました。
町内に自生するヤマブドウからヒントを得たもので、町営の葡萄、葡萄酒研究所をつくって、本場ヨーロッパの栽培方法や技術をとり入れ、年間1900リットルの生産能力を持っています。
ワインといえば、ステーキを連想しますが、池田町ではミートバンク(肉銀行)もつくっています。
ミートバンクとは、農家で必要のない牛、たとえば乳の出ない牛や、牡の子牛などを預かって、かわりに精肉券を発行、農家は必要なときに、必要なだけ肉を受けとると言う仕組みです。
これによって、農家の食生活も変化して、ステーキを多く食べるようになり、ワインの需要もしだいに増えたと言う事です。
小高い丘の上に、町営十勝ワインの醸造所が建っています。
中世のヨーロッパのお城を思わせるところから「ワイン城」と呼ばれ、町のシンボルになっています。
建物の地下1階がワイン・シェリー酒・ブランデーの貯蔵庫、地上1階は、ワイン等物産展、2階は事務室、3階は町営レストラン「十勝」です。
10月には工場前広場で、秋のワイン祭りが開かれ、各地から集まった人達が、日高山脈を眺めながら、ワインやバーベキューに舌つづみをうち、楽しい一日を過ごします。






ワインの話
ワインは、清酒やビールと違って、アルカリ性の高い飲み物ですので、「健康の為」にワインを飲む方が増えているようです。
ワインづくりの条件は、酸味・香り・コクの3つといわれ、酸味が強いほどコクのあるワインが出来るということです。
その点、北海道の野山で生えるヤマブドウは、大変すっぱく、香りがあってブドウ酒に向いているそうで、これに目をつけたのが池田町です。
ただ、この地方でとれるヤマブドウは、実がまばらで種が大きく、果汁が少ないので、残念ながら栽培ものと、まぜ合わせて作っているようです。
ご承知のように、ワインには赤と白、ロゼがありますが、赤ワインの方は黒紫色の実をそのままつぶして発酵させたもの、白ワインの方は黄緑色の実の汁だけを取り出して発酵させたものです。






此方が瓶ずめ工場です。


