オタモイ龍宮閣です。【小樽観光貸切JUMBOTAXI】
北海道小樽観光貸切個人JUMBOTAXI オタモイ龍宮閣です。
小樽龍宮閣観光案内です。
娯楽の建築小樽[龍宮閣]まちが活発になり、夢のような計画を実行する人物が現れました。
小樽蛇の目寿司の加藤秋太郎は、小樽オタモイ海岸の断崖絶壁に小樽龍宮閣を建て、遊園地をつくり、娯楽と憩いの場を小樽市民に提供しました。
龍宮閣は清水寺のように崖地に建つ懸造りにして海へせり出し、絶景を楽しむ料亭でした。
現地を調査した結果、平地の幅はわずか4㍍、水面からの高さは33㍍ありました。
建築工事は昭和8(1933)年春から始まり昭和9(1934)年夏に完成しました。
夢を実現した加藤秋太郎の龍宮閣ですが昭和27(1952)年5月9日に出火し、15㍍の海風にあおられ5時30分に焼失してしまいました。
小樽の気象と四季
小樽市は、北海道西海岸のほぼ中央に位置し、海・山・坂など変化に富み、三方を山に囲まれた自然豊かな天然の良港を有する個性的なまちです。
気候は、北海道の中では寒暖の差が小さい海洋性気候で、住みやすく、春はハイキング、夏は海水浴、秋は紅葉、冬はスキーと四季を通じて楽しめ、また札幌・ニセコ・積丹にも近く、自然環境に恵まれたまちです。
小樽の気候の特徴
小樽は海に面しているので気温の差は小さく、冬は内陸に比べて気温が高くなっています。
年平均気温は9度前後、年間降水量は1200mm~1400mmです。
しかし冬は北西の風が吹いたり、石狩湾小低気圧が発生すると、近隣町村に比べ大雪や吹雪になったりすることもあります。
積雪も2月には1mを越える年もあります。
台風の影響は比較的少ない地域です。
夏の台風シーズンでは日本海を北上する台風がまれに沿岸に上陸することがありますが、小樽付近ではその勢力がかなり弱まって来ることが多いです。
しかし平成16年(2004年)には大型の台風が後志地方を直撃し近隣の農家や建物に大きな被害がでました。
小樽は冬の大雪を除けば地震も少なく、全般的におだやかな自然環境の地域といえます。
〈春〉4月~6月
4月上旬は雪解けで足元が悪い状態ですが、4月後半からは春本番を迎え花が一斉に咲きはじめます。
本州では花の咲く順番がある程度決まっていますが、北海道ではこの時期に梅も桜も同時に咲くことは珍しいことではありません。
さらにチューリップやスイセンなど花々も次々と咲きます。
本州では見られない光景のひとつがこの時期です。
〈夏〉7月~8月
6月下旬から7月上旬に小樽では海開きが行われ、短い海水浴シーズンの到来です。
年間の最高気温もこの頃、30度を超える日があります。
海水浴はお盆の8月15日位までが一般的です。
本州は学校の夏休みが8月末までですが、北海道は夏休みが短いことと、お盆を過ぎると急に涼しくなったり、波が出たりすることで海水浴シーズンが短いのです。
〈秋〉9月~10月
9月になると朝晩は涼しくなります。
しかし近年は温暖化の現象か暑い日が続く年もあります。
10月中旬になると紅葉がはじまります。
市内では朝里峠や毛無山の紅葉が絶景ですが、小樽公園やなえぼ公園も見事です。
近郊ではニセコや積丹方面も美しい紅葉で有名です。
また10月下旬には初雪の季節となります。毛無山や天狗山の頂上が白くなると、いよいよ冬の到来です。
〈冬〉11月~3月
例年、11月の下旬から12月上旬には根雪となります。
年内は比較的積雪は少なめですが1月、2月はドカ雪となり、吹雪の日も多くなります。小樽は古い建物が多い為、雪の重みから建物を守るため、屋根の雪降ろしを行います。
天気の良い日曜日などは、あちこちで一斉に屋根の雪降ろしが行われます。
冬の風物詩のひとつです。
3月、彼岸の頃から雪解けがはじまります。
地蔵様の伝説
小樽に残る伝説には、お地蔵さまにまつわるものがいくつかあります。
このうち現存するオタモイ地蔵は別名、子宝地蔵ともいわれ、子宝に恵まれぬ夫婦に根強い人気があります。
昭和10年代は龍宮閣とともにオタモイの名所となったが、これにまつわる話は若い男女の悲恋物です。
積丹半島の神威岬より北は女人禁制とされていた時代です。
相思相愛のの男女が親の反対で結婚できず、悲観した青年は遠く蝦夷地の忍路場所で働くことに意を決し、泣く泣く愛する娘のもとを去りました。
娘は家を飛び出し、青年のあとを追うべく船倉に身をひそめました。
舟が神威岬に近づくと、天空にわかにかき曇り、海は大荒れになりました。
娘は女人禁制を破ろうとしている自分の責任と考え、海が静まる様にと船上から荒海に身を投じました。
既に娘は、青年の子を宿していたといいます。
オタモイ海岸に打ち上げられた娘の遺体の胸からしたたり落ちる母乳が、人々の哀れを誘い、小さな地蔵堂に葬られました。
以来この地蔵堂は、子宝地蔵と呼ばれたといいます。