ばんけいスキー場です。【札幌市】
『札幌ばんけいスキー場』です。【北海道TAXIトラベル(株)】
札幌市盤渓に有る、札幌ばんけいスキー場へお客様を送迎し、スキーを楽しみます。
まずは、札幌ばんけいスキー場でレンタル申し込みです。👍
雪と気温
北海道はおよそ半年間、雪と氷におおわれます。
しかし、一口に北海道といっても大変広く、地域によって、雪の量や気温にだいぶ差があります。
一般に、雪の多いのは、北西の季節風をまともに受ける日本海側で、太平洋側は雪は少なく、かわりに寒さが厳しくなっています。
初雪は例年、10月下旬から11月上旬にかけてですが、降っては消え、消えては降り、やがて本格的な寒さの訪れとともに、雪はそのまま残ります。これを「根雪」といい、根雪になると冬もいよいよ本番です。
雪雲は石狩平野のふところ深く入り込んで、大雪をふらせ、この雪に風が加わります。
強い風は雪を舞い上げ、ときには1m先が見えなくなることもあり、至る所に吹き溜まりをつくってドライバーたちを悩ませます。
蝦夷富士羊蹄山の麓、倶知安町の付近は、北海道でも有数の豪雪地帯ですが、除雪の機械化や、雪をとかす技術が進んだ今でも、本通りから一歩外れると、山の様な雪の回廊が続きます。
寒さの中心は、1月下旬から2月にかけてで、シベリア高気圧が、スッポリと北海道をつつみます。
海岸地方はさほどでもないのですが、内陸の盆地や山間部は、マイナス10度以下になるのは普通で、マイナス20度を下る事も珍しくありません。
このような寒さの事を、私達道民は「シバレル」といっています。「今朝はシバレルねぇ」とこんな具合です。シバレルと、雪は歩くたびにキュッキュッと鳴り、空中の湿気が凍って、まるで小さなダイヤモンドのようにキラキラと輝く、「ダイヤモンドダスト」と呼ばれる現象が起きます。
寒さの厳しい北海道の冬ですが、吹雪の去った朝、陽の光が一面の銀世界にキラキラと輝き、ぬけるような青空と、美しいコントラストをえがく光景は、北国の冬ならではの美しい景観です。
札幌の冬のスポーツスキー
スキーは、1908年(明治41年)、農科大学教師のスイス人、ハンス・コラーがアルパインスキーを持参したのが始まりです。
それに学生たちが興味を持ち、豊平橋近くにあったそり屋につくらせたのが和製第1号のスキーとなります。
学生たちは大学構内やナマコ山でスキーを滑っていたそうですが、技術が上達するにつれて競技スキーに興味を持つようになります。
この競技の中には「ジャンプ」競技も含まれており、学生たちは三角山の麓にジャンプ台「シルバーシャンツェ」までつくってしまいます。
こうした学生たちの興味・行動力が、スキーを一般に広げ、1972年(昭和47年)の札幌オリンピックにつながっていきます。
現在も札幌市内には数多くのスキー場があり、また2007年(平成19年)には、ノルディックスキーの世界大会も開催されるなど、スキーのメッカとして世界に知られております。
いざスキー場ゲレンデへ初めてのスキー頑張ってねぇ~👍いってらっしゃい👋😃☀
札幌の自然の特性「植生」
植生の概要
札幌市の森林面積の割合は60%以上と市域の非常に大きな部分を占め、その大部分が山地部に集中しています。
札幌市とその周辺地域の平野部では石狩湾に沿った防風林や北海道大学のキャンパス、野幌森林公園など、いくつかの拠点的な緑地帯がありますが、連続性やまとまりに欠け、山地部に偏在した分布となっています。
札幌市の市街地(市街化区域)に限ってみると、樹林地の割合は8.2%、草地は7.6%、農地は2.3%と緑被率は18.1%にすぎず、市街地の緑が少ないことが分かります。
札幌市とその周辺地域の平地部は冷温帯(ミズナラープラタナス域)に属し、エゾイタヤやシナノキを代表とする落葉広葉樹林によって特徴付けられます。
山地部では標高が高まるにつれてエゾマツやトドマツなどの常緑針葉樹が多くなり亜高山帯へと移行します。
南西部に広く分布する亜高山帯の自然林は地域の面積のほぼ4分の1を占め、地域の水源として重要な役割を果たしているほか、動物の生息地としても大切な地域となっています。
南西部の余市山系の稜線部の一部に面積は限られていますが、ハイマツなどの高山系の植生も見られます。
平地部へと続く山地部には、落葉広葉樹林の自然林が残っています。
これらの自然林は、地域の自然風土を色濃く残しており、いわゆる郷土の森として重要な役割を担っています。
石狩川水系流域の平野部や扇状地、野幌・島松に代表される丘陵地の多くは耕作地や宅地としての土地利用が進んでいるため、旧来の自然の姿はなく、特に石狩平野の泥炭地植生は、その姿をほとんど消しています。
自然植生の割合
札幌市の自然植生の割合は、全国水準に比べると非常に高い状況にあり、北海道全体に比べても
高いと報告されています。
しかし、各区でみるとその違いが顕著です。
平地部に位置する北区、東区、白石区、厚別区にはほとんど自然の植生が残っていないのに対して、南区と西区では高い割合で残っており、自然性の高い地域は南西部の山地に偏っているといえます。
植物種
札幌市とその周辺地域の植物の分布は、各種文献によると1365種の高等植物(維管束植物・シダ植物・種子植物)が報告されています。
これは、道内に生育している植物の約62%、全国の植物種の23%を占めており、植物種は非常に豊富であるといえます。
これは、この地域が冷温帯と亜高山帯の移行部分に位置しており、南方系と北方系の植物が混在しているため、また、札幌周辺が地質や地形が多様で変化に富むこと、山林の多くが天然記念物、保安林、自然公園などに指定され開発や破壊などから遠ざけられてきたことなどが挙げられます。
札幌の身近な森
札幌には原始林と呼ばれる森林が藻岩山原始林、円山原始林、野幌原始林の3ヵ所あり、天然記念物に指定されています。
円山・藻岩山は、札幌市街に接し至近の距離にありながら、早くからその保存の必要性が指摘され、保護されてきました。
そのため、この地域には、まだ自然性の高い植物が残されています。
植生のの構成は高木層、中木層、低木層、下草などからなり、また、老齢・壮齢・雑木の各樹齢が混在し植物種が多様で量としても多いため、多くの種類の動物、昆虫、野鳥の生活を支えています。
藻岩山原始林
標高532mの藻岩山は、開拓時代から保護され1921年(大正10年)、道内第1号の国の天然記念物に指定されました。(面積355ha)
早くから注目されたのは、1892年(明治25年)、ハーバード大学の植物学者サージェント教授がここを訪れ、同緯度地方の森林と比較し「この規模の山でこれほど樹木の種類の多いところは世界でも希である」と指摘したそうです。
植物学的には、冷温帯広葉樹林と北方系針葉樹林の両方が混じり合い樹木は100種類を超えます。
モイワナズナ、モイワボダイジュなど地名にちなんだ植物や昆虫も見られます。
モイワは、アイヌ語で「小さい山」の意味です。
もとは今の円山を指していたのですが開拓期に誤って使われ定着したそうです。
では、今の藻岩山はというとインカルシぺ(いつも物見をするところ)と呼ばれていたそうです。
円山原始林
標高222mの円山は、1914年(大正3年)円山村開拓の功労者・上田万平らによって開かれました。
北海道神宮の駐車場に近い「大師堂」から山頂までは約1㎞、四国八十八か所にちなんで88体の観音像が安置され、頂上からは札幌の街並みが一望できます。
隣接する動物園側からのルートもあり登山道を含む自然歩道は2・7kmです。
子供でも登れるハイキングコースとして市民に親しまれています。
札幌オリンピック開催のちょうど100年前、1869年(明治2年)に北海道開拓使の島義勇判官が円山に登り山頂から見渡して京都に倣った街づくりを構想したそうです。
登山道の周辺には、円山原始林が広がりカツラ、エゾエノキ、ミズナラ、キタコブシ、エゾヤマザクラ、シナノキ、ハルニレ、オニグルミ、などの多くの広葉樹が見られます。
円山は、1915年(大正4年)に「原生天然保存林」(北海道庁)に、1921年(大正10年)には「史跡名勝天然記念物」(文部省)に指定されました。
札幌市博物館活動センターによると107科553種の植物が確認されています。